食事と健康、運動と健康、ストレス対策など、心のあり方と健康にまで人々は気を使うのに、なぜか住まいと健康を結びつけて考える人は多くありません。

いま必要なのは「住まいは第2の胎内環境、第3の皮膚」という発想をもつことだと思います。

いくら食事に気をつけても、運動をしても、住まいの環境が悪ければ、身体は不健康になってしまいます。

住まいで呼吸する空気がいちばん多く摂取するからです。

最初の菌叢(キンセン)分布がつくられるのは生まれた時です。

お母さんのお腹の中から出てきて、「オギャー」といった瞬間、赤ちゃんは最初の呼吸で空気を吸い込みます。

このとき吸い込んだ空気の中に含まれていた細菌が、その人の腸内菌叢を形成する最初の住人ということになります。

つまり、生まれてきて最初に吸い込んだ空気の質によって、腸内菌叢は左右されるのです。

それくらい空気環境というものは、人の健康に大きな影響を及ぼしています。

食事も大切、運動も大切、ストレスもうまく乗り切る必要があります。

だが、ふだん何気なく吸っている「空気の質」というものに、もっと配慮する必要があるということです。

お母さんのおなかの中にいる胎児は、母親の胎内で生命を育むことができます。

胎内環境は絶対に安全なもの、住まい環境もそうでなければならないことはいうまでもありません。

家族の生命を守り育てる胎内環境が住まい環境というものなのです