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家を建てる前に知っておきたい、カビ対策

カビの発生を抑える家づくり

カビの基礎知識

カビは通常、土の中に生息し、有機物の分解という自然界における物質循環の重要な役割を果たしています。
特に木材のリグニン、動物の毛、骨など難物解性のもりを分解します。
家庭内には、外から風に乗ったもしくは靴などに付着した土埃とともに持ち込まれます。
それがある場所に落下、定着し、そこで温度、湿度、栄養源の条件が揃えば発芽し、菌糸(植物の根のようなもの)を伸ばし、さらに胞子を多数作ります。カビは、埃、汚れなどあらゆるもの(有機物)を栄養源にします。

カビの胞子は非常に小さく(2~5µm)、
かなりの数(100万個以上)がまとまらないと私たちは目で確認することができません。

家でよく見かけるカビは、クラドスポリウム(クロカビの一種)とペニシリウム(アオカビ)で、
エアコンのフィルター、浴室、押入れ、家具の裏などの埃の中によく見られます。
みかん、りんごなどの果物にペニシリウムが生えることがあります。

カビが原因で起こる健康への影響や生活への影響

  1. 皮膚など表面に起こす炎症
  2. カビを吸い込むことで起こる病気
    生活環境中のカビは、胞子や菌糸の断片が空気中を浮遊し、人が1日に吸い込むカビの数は、約10,000個ともいわれています。
    このことが、カビはダニ、花粉、ペットの毛垢などと並んで、
    喘息、気管支炎、過敏性肺臓炎など呼吸器領域のアレルギー疾患の原因となると考えられています。
    カビによる感染症は、健康な人には感染することはありませんが、
    免疫機能が低下すると発症しやすくなります。

カビをなるべく吸い込まないようにすることが大切です。

3.カビくさい 臭いのもと

悪臭は脳が壊れます。

  1. 幸運を招くためには、カビや悪臭は大敵です。

 

カビが発生する原因は「温度・湿度・養分」

カビは5~45℃の温度で活動すると言われており、その中でも特に20~30℃あたりが最も繁殖しやすいです。

湿度は60%以上で、75~90%あたりが最も繁殖しやすくなります。

カビの生えにくい家を造るには?

新築時のカビ対策でもっとも重要なのが、結露を防ぐことです。

空気は温度が高いほど、たくさんの水蒸気を含むことができます。

水蒸気を含んだ暖かい空気が、冷たい面に当たって冷やされ、含みきれなくなった水蒸気が水滴になって付くのが結露です。

家の結露には「表面結露」と「壁内結露」の2種類あります。

表面結露

最もよく目にする表面結露は、冬に窓ガラスや窓に付く水滴でしょう。

外気によって冷やされた窓に、室内の暖かな湿った空気が触れると結露がおこります。

断熱性の高い窓を選べば外気の影響を受けにくくなるので、窓の結露は防げます。
ペアガラスやトリプルガラスの樹脂サッシなど、高性能なサッシを選びましょう。

また、断熱性の低い家では、壁や床、天井も外気によって冷やされ、表面結露がおきることがあります。
断熱性の高い家なら、これらの表面結露は防げます。

家の断熱性能を表す指標であるUA値(外皮平均熱貫流率)は値が小さいほど断熱性が高くなります。
温暖な地域であれば、UA=0.5以下であることが高断熱住宅のひとつの目安になります。

壁内結露

表面結露より怖いのは、目には見えない壁内結露です。

暖房された室内の湿った暖かい空気が壁の中に侵入し、壁内で冷やされると結露が発生します。
また、夏にも壁内結露がおこる可能性があります。

外の湿った熱い空気が、エアコンに冷やされた壁に触れて壁内で結露をおこします。
壁の中で結露が起きると、乾燥に時間がかかり、カビが増殖しやすくなります。
そして、カビや結露によって、家の骨組みが腐ることもあります。

厄介な壁内結露を防ぐ対策

水蒸気は、止めたら結露する!

 水蒸気は、ビニールなどで止めるとそこで結露が発生します。

水蒸気が通過する材料(室内の仕上材・下地材、断熱材、外側の面材、透湿防水シート)で施工します。
更に調湿機能の高い素材を使うと良いでしょう。

内壁~外壁までの全ての素材と外側の通気層(18㎜以上)がポイントです。

家中をくまなく換気するには、高い気密性と計画換気が必要です!

家の中でカビが発生しやすい場所は、水蒸気の発生する水まわりと風通しが悪くジメジメしやすい押入れや収納などです。

家中の空気をきちんと換気して風通しの悪い場所を作らなければ、カビが生えにくくなります。

室内の空気を新鮮な空気に入れ替えることで、空気に含まれるカビの胞子の数も抑えられ、
過剰な湿度も排出できるので、結露の対策にもなります。

気密性を高めて、計画換気により水蒸気を外に排出することが重要です。

1棟ごとに家の気密性を表すC値(すき間相当面積)の測定を行い、

理想は、0.5㎠/㎡ 以下、最低でも2㎠/㎡以下にすることです。

カビを増やさない暮らし方

カビを増やさないためには、暮らし方も重要です。

カビには根があるというように、一度カビを生やしてしまうと完全に除去するのは大変です。
日頃からの予防が大切です。

1.こまめに掃除してハウスダストをためない。
エアコンにホコリやカビが生えていると空気中なカビの胞子をまき散らしていることになります。

2.過剰な水蒸気を発生させず、きちんと換気や除湿をおこない、室内の湿度を60%以下にコントロールする。

3.扇風機などで空気を循環させることやエアコンの除湿機能を使うことも効果的です。
ただ、エアコンの内部は除湿で使用すると湿気がたまりやすく、カビが増えやすいので、使った後しばらく送風にしてエアコン内部も乾燥させましょう。

4.クローゼツト、押入れは、洋服など詰め込みすぎず、少し風が通る隙間を作りましょう。

5.カビの発生しやすい浴室などの水まわりは、使用後は水分を拭き取るなど、なるべく早く乾燥させましょう。

 

カビの胞子を吸い込まない環境を作ることが、

健康な暮らしのために、

幸せを育む家づくりに とても重要です。

リフォームや新築時のカビ対策について

是非ドクターズホームにご相談下さい。

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