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高温多湿の日本の夏・さわやかに暮らすために、家の性能を高めるとは?

家の性能

家の性能を高めると、いいことがいっぱいです。

1.夏は、爽やか高原気分
〇冷房の温度設定28℃でも家中快適
〇外はジメジメ湿気も家の中はカラット快適
日本の6月~9月の平均湿度は80%以上。隙間の多い日本の住宅はエアコンなどで除湿しても湿度を下げるのはむずかしいものです。

しかし、高性能の家なら、外気が湿度80%のときでも室内の湿度は63%前後にコントロールできます。
これなら、ダニだけでなくカビも発生しにくい環境です。

2.冬は、ぽかぽか温泉気分
〇リビング、キッチン、寝室、玄関、廊下、お風呂、洗面脱衣室・・・
家中どこにいても暖かい
〇家の中の温度差がないのでヒートショックから身体を守ります。

3.結露を防ぐ
冬の寒い日に外気との寒暖の差で発生する結露。ただの水滴と思って放置しておくと最終的にはアレルギーの原因になり、住宅の構造を痛める事になるかも知れません。結露が発生してしまうような家の場合、ビニールクロスの裏や天井等、カビが発生し、そのカビをダニが餌として繁殖し、ダニの死骸がアレルギーの原因となる負の連鎖が発生してしまいます。
また、断熱材や躯体が湿気を吸い込んでしまう事で木材を腐食させ躯体に深刻な影響を与えてしまいます。

4.就寝前に暖房や冷房を止めても朝まで快適な室温を維持できます。

5.騒音カット効果も抜群
外の交通量が激しいところでも静かな室内を保ちます。

6.省エネルギーなので経済的にもオトク
冬も夏も快適なのに冷暖房費がお得になります。
50年間も住み続けると大きな差が生じます。

家の性能を高めるために重要なポイント

過酷な外気の影響を和らげ、家の内部を隅々まで快適さを保つために
高気密、高断熱、計画換気 の三位一体による施工が必要です。

1. 気密性
C値(相当隙間面積)は、住宅に空いた隙間がどれくらいあるかを表した値
家の中からどれくらい空気が漏れるかを表すのがC値であり、この値が低ければ低いほど高気密であると言えます。
気密性が低く隙間の多い家は、エアコンなどの熱効率が悪くなり、PM2.5や花粉などの侵入が防げません。
C値は完成後 測定するものです。理想のC値は、1㎠/㎡以下が望ましいです。

2. 断熱性
① 断熱材による違い
断熱材には、様々な種類があります。
無機繊維系のグラスウール・ロックウールなど
発砲プラスチック系の硬質ウレタンフォーム・フェノールフォームなど
有機繊維系の羊毛など
木質繊維系のセルロースファイバーなど
各系統の断熱材の特徴と性質を知り比較することが重要です。
例えば断熱性・遮音性・吸音性・調湿機能・耐火性・防錆・防カビ性・防虫効果 すべてにおいて優れた断熱材を使うことが望ましいです。
又断熱材により施工方法は異なります。
各断熱材の特徴と性質を活かした施工をしなくてはなりません。
誤った施工をすると壁体内結露やカビやダニを発生させることになります。

② 窓、サッシによる違い
窓は、もっとも大きな熱の出入り口です。
夏は71%熱が流入し、冬は48%熱が流出します。
アルミなどの金属に比べて熱伝導率の低い樹脂サッシを使い、
3枚のガラスで空気層を挟むことにより高断熱性を発揮します。

③ Q値
家全体から熱が逃げる割合を表す性能値(熱損失係数)
この値が小さいほど断熱性が高い

次世代省エネルギー基準(1999年)はⅠ地域(北海道)~Ⅵ地域(沖縄)まで
Ⅰ地域(北海道)の基準が高性能と言えるでしょう。

3.計画換気
換気の重要性は室内の空気環境を守ることです。

計画換気の種類
① 第一種換気(熱交換) は、給気を汚染させてしまう危険があります。

② 第二種換気は無菌室や手術室などクリーンルームに使用される特殊な方法です。

③ 第三種換気は、北欧やスウェーデンで最もポピュラーに使用されている安全な換気です。

 

「高性能住宅」や「省エネルギー住宅」 どれも同じでしょう!
と思われている方も、少なくないです。
言葉はどこも同じです。
しかし、国が定める次世代省エネ基準(1999年)には幅があります。
どこの地域の基準をクリアしているかで快適性が違います。

ハウスメーカーなどで温熱環境実験棟のプランにより試算しましたと小さく書いてありますが、実際の自分の建てる家はどうなのでしょうか?

又 Q値は窓の質ばかりでなく、大きさによっても大きく違ってきます。
数値で比べられますが、低い数値だけにこだわってしまうと、窓がなくなってしまうという事態が生じてしまうかも・・・バランスが必要です。

増改築する場合や一部屋だけでも又マンションの場合でも
今より少しでも、さわやかにしたい、結露を防ぎたい、快適にしたいと思われる方は、
断熱リフォームや塗壁材だけでも室温や湿度を調整する機能の素材もあります。
ドクターズホームが高性能をプロデュース致します。

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